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文章のための法律相談 ブログ編⑥ ~記事転載~

私が働いているカフェが、雑誌に紹介されました。
カフェをPRするためにブログでも記事を紹介したいのですが、掲載された記事をそのまま載せても大丈夫ですか?

原則として、雑誌を発行している出版社などの承諾が必要です。

ブログ編④~パクリ(盗作・無断複製)~
で紹介したように、新聞記事に書かれている事件や事実の報道などの極めて短い表現(見出しなど)の場合には、法的には雑誌社や新聞社からの許諾は必要ありません。

ただし、雑誌や新聞に紹介された記事本体の場合、ライター(記者)の思いや気持ちがこめられていることが多く、記事本体は原則として著作物になります。
また、紹介記事が単なる事実の伝達に過ぎないような場合であっても、雑誌や新聞の誌面にどのような記事を載せるか、どう配列するかについては、発行元に編集著作権が認められていますので、誌面全体を利用するときは、その著作権に気をつけてください。

したがって、このような記事をブログなどで扱う場合には

①著作権者の許諾を得る(許諾を得れば、そのまま全文掲載も可能)
②引用の要件(引用した個所の明示、出所の明示など)を満たす形で利用する
③「○月○日の雑誌に紹介記事が掲載されました」というように、事実そのものの掲載(伝達)にとどめる

のいずれかを選択する必要があります。

紹介記事をそのまま転載せずに、「要約」して掲載すればいいのでは? と思うかもしれませんが、元の記事を読まなくても済む結果を招くことになり、無断で記事の要約をブログに掲載すれば、雑誌社や新聞社が有している著作権(翻案権など※)を侵害することになってしまいます。

ただ、紹介された記事の内容(感想や評価)に対して、自らの意見や評価(当然のことながら、誹謗中傷は許されません)を文章にして、ブログなどに掲載することは問題ありません。

※翻案・・・既存の事柄の趣旨を生かして表現を作りかえる(改変する)こと。


監修/宣伝会議 法務室

文章の法律に関して質問・疑問等ありましたら、お気軽に編集部(henshu@sendenkaigi.co.jp)までご連絡ください。お待ちしています。

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