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文章のための法律相談 ブログ編⑤ ~建築物の写り込み~

週末に東京ディズニーランドに行ってきました。
ライトアップされたシンデレラ城がキレイだったのでブログに載せたいのですが、さすがに著作権うんぬんって言われないですよね?

ディズニーランドに行って楽しかった思い出の文章の一部として、敷地外から自分で撮ったシンデレラ城の写真を載せるのであれば、問題ありません。

著作権法上では、シンデレラ城は「建築の著作物」ですから、原則的には敷地内から撮影したものでも自由に利用できます。
しかし、敷地内で撮影した写真は、その敷地権利者の「施設の所有権・管理権」との関係がありますから、念のため掲載は差し控えた方がよいでしょう。
「施設の所有権・管理権」では、敷地内における撮影が禁止されている際、それに従わなければなりません。
この場合、撮影ができないだけではなく、撮影した写真などの自由利用が制限されることがありますので注意が必要です。

渋谷の忠犬ハチ公のような、一般公衆に開放された場所に設置されている銅像や、ビルの外壁などに恒常的に描かれている絵画などの美術の著作物は、原則として自由に利用できます。
「寺」「神社」に代表される建築の著作物などは、上記で説明したシンデレラ城と同様に「施設の所有権・管理権」が及びますから、気をつけてください。

「六本木ヒルズ」や「東京都庁」は、著名(観光名所)ですが、実用目的の建造物であってもともと著作物ではありませんから、意図的または商業目的の利用ではなければ、これらが風景の一部として写真に写り込んでも問題ありません。

ただし、意図的または商業目的に利用するために、これらの著作物などの写真をブログや映像広告の中核的な背景(メインビジュアル)として利用すると、不正競争防止(有名なものに便乗している)などの面からクレームを受けるおそれがあります。
そのような目的で利用する場合は、事前に所有者に照会するなどの手続きを踏むに越したことはありません。


※建築の著作物だと敷地内で撮影が可能であること、シンデレラ城が、建築の著作物という理由を追加した番外編は、こちら

監修/宣伝会議 法務室

文章の法律に関して質問・疑問等ありましたら、お気軽に編集部(henshu@sendenkaigi.co.jp)までご連絡ください。お待ちしています。

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