トップページ>編集者になるために!>東京電機大学出版局・局長 植村八潮さんがおススメする3冊
編集者を目指す人に読んでもらいたい/今読んでいる/仕事の参考になった 本
2010 / 03 / 03
電子メディアがどのような時代を作るのか。
知りたかったら歴史を振り返ってみればいい。
声の文化、文字の文化、印刷文化の流れの中で、出版の果たしてきた役割をマクロにとらえ直す。
「今、読んでいる本」
著者は『週刊読書人』編集長を経て、上智大学文学部新聞学科教授を長く務め、多くの出版学研究者を育て、さらに定年後、再び現場に舞い戻り、現在『週刊読書人』編集主幹として活躍中。
ジャーナリズムからアカデミックの世界に行った人は多くても、再びジャーナリズムの世界に戻って通用するのは著者だけでしょう。研究と評論が巧みにブレンドされた編集者論です。
「仕事の参考になった本」
出版産業データに分析が加えられていて、手元に置いておくと何かと重宝。
今回おススメしていただいた、植村八潮さんの共著は・・・。
定価2,625円
分担執筆しているので、手前味噌ですが、これ一冊あれば出版の歴史から現在、編集も流通も、電子出版も著作権もみんなわかります。
おまけに出版界への就活ガイド付き。
植村八潮さんプロフィール
1956年千葉県出身。1978年東京電機大学工学部卒業、同年4月東京電機大学出版局入社。
主に理工系専門書単行本や電子出版物の編集業務に携わる。2006年4月より局長。
2000年から日本出版学会理事・事務局長、現在は副会長。そのほか、国内の標準化委員や電子ペーパーにかかわる調査委員を務める。
宣伝会議 編集・ライター養成講座では、「出版の法律知識」についての講義をしている。