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編集者になるために!

 

これまでになかったスタイルの企画を、思い切って上司に提出したら『ナチュリラ』になりました。

大塚美夏 / 主婦と生活社『ナチュリラ』副編集長 ①

 

雑貨好きな人のスタイルを1冊で見ることができるファッション誌『ナチュリラ』。
『ナチュリラ』の企画を立ち上げ、現在、現場の編集責任者として働く大塚美夏さん。
今回は大塚さんにお話しを伺い、雑誌企画の立ち上げから、編集者になった経緯までを5回連載で掲載していきます。

主婦と生活社『ナチュリラ』副編集長大塚美夏さん

これまでになかったスタイルの企画を、
思い切って上司に提出したら『ナチュリラ』になりました。


――『ナチュリラ』およびその前に手がけられていた『かわいい生活。』は、大塚さん自身が企画から立ち上げられたんですか?


そうです。

『かわいい生活。』は『ku:nel』や『天然生活』といったライフスタイル誌の中で、一番後発だったということもあり、「大人のかわいい」をテーマに他の雑誌とは差別化させて立ち上げました。

その『かわいい生活。』の中で、お洋服の企画に対する読者の方の反響が大きかったんです。

自分自身でも、雑貨好きな人たちのファッションスタイルを1冊で見られる雑誌があったらいいな、と思いそこから『ナチュリラ』の構想が生まれました。

新しい雑誌を立ち上げたら、『かわいい生活。』と並行して進行することになるので、躊躇していた部分もありましたが、思い切って上司に企画を出してみたんです。

そしたら「やってみよう」という話になりました。

こんなご時世ですから、確実に売れるものをということで、企画を精査されるようにはなっていますが、私の場合『かわいい生活。』の実績があったので、それが強みになったと思います。

それに当時は競合誌もなく、まったく初めてのスタイルでもありましたから。


――その独特のスタイルは、書店の置き場にも現れていると感じます。ファッションをメインにした雑誌にも関わらず、ファッション誌の棚には、置かれていませんよね。

数あるファッション誌の中に参入しよう気は、まったくないですからね。

ただこのスタイルは、10年以上前から確実にあるものなので、これが好きな人たちに対して丁寧につくったモノを見せていきたいと思っています。

これまでは、お店で洋服が売られていても着こなし方がわからない、または組み合わせがわからなかったでしょうし、街でステキに着ている人を見かけても
「どこのお店の服ですか?」と、
聞くわけにもいかなかったと思うんですよね。

だからその方法を、本として手元に残してあげたかったんです。


――『ナチュリラ』は、表紙もカバーされていますが、これは「残る」ことを意識されているのですか?

そうですね。
『かわいい生活』も同じスタイルをとっているのですが、『ナチュリラ』も『かわいい生活』も読者の方々が、バックナンバーをすごく大切にされているんです。

インテリアでも雑貨でも洋服でも、気に入ったら長く使ってもらえますよね。
それと同じように、本も気に入ったものは、ずっと後でも、読み返してもらえるようにつくりたいと、思っています。

あとはやっぱり、お金を出して本を買っていただくにあたり「損はさせない」というか対価に見合うような、情報なり楽しさを大事にしています。

実用的であり、雰囲気もあるものにしたいですね。

実用一辺倒というものがいけないわけではありませんが「雑誌は夢を買う」部分もあるので、眺めて幸せな気持ちになってもらえるように『ナチュリラ』でも『かわいい生活』でもしていきたいと思っています。


(続きます) 第2回はこちら


プロフィール

主婦と生活社『ナチュリラ』副編集長
大学卒業後、洋紙販売の竹尾に入社。
在職中に宣伝会議コピーライター養成講座を受講。
2000年、主婦と生活社に転職し『美しい部屋』編集部で書籍やムックの編集を経験。
2005年に『かわいい生活。』を立ち上げる。
2007年より『ナチュリラ』副編集長。

大塚美夏さんが副編集長の『ナチュリラ』
大塚美夏さんが副編集長をつとめるのは・・・。

ナチュリラ vol.8 2010Winter/Spring

特別定価:980円

発売日:年4回(3・6・9・12月)



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