2009 / 12 / 02
現在、フリーライターとして活躍する前田ルイさんは、出版界とはまったく関係のないアパレル業界で働いていました。異業種からライターとなり、着実に経験を積んでいる前田さんが感じているライターの魅力は何なのでしょうか。

―昔から、ライターとして仕事をしたいという思いはあったのですか?
最近、この質問をよくされるので、自分でもどうだったか考えてみるんですが、昔からということではないですね。
強いて挙げれば、小学校の頃から文章を書くことや読むことは好きだったということだけです。
でもだからといって、出版界を目指していたというわけではありません。
去年の春から、編集・ライター養成講座に通ったんですが、これも勢いというか何というか...。
わたしが編集者・ライターにむいているんじゃないかと思った友人が、講座に通うことを強く勧めてきたんですよ。
で、そのまま受講しちゃいました(笑)
だから受講することは決めても、まさか自分がライターになるとは思っていませんでした。
ただ、通うからには、たくさん吸収しようという気持ちは強かったです。
その講座の課題で、文章を書くおもしろさを思い出したことは、ライターを意識する一因でした。
しかも、提出した課題が意外と評価される(笑)
手前味噌ですが、それで他の人よりは書くことがうまいのかなと、思いました。
―"スカウト"と呼ばれる仕事にスポットをあてた作品で、卒業制作最優秀賞を受賞されたことも、大きな要因でしょうか。
それはあります。
そこで得た機会をつかめたことが、今につながっています。
現在、ライターとして継続的に仕事ができているのも、この卒業制作をみていただいた講師の伊藤寿男さん(テーミス代表取締役社長)のおかげによるところが大きいです。
―具体的に、現在はどんな仕事内容ですか?
1誌継続して書かせてもらっている媒体があって、その他はウェブサイトのレポート記事を書いています。
雑誌の記事が月2本で収入は5~7万円ですね。
さすがにライターだけでは食べていけないので、以前やっていたアパレルの販売員を並行しています。
でも、自分の書いた記事が媒体に載るのは、ライターとして本当にうれしいです。
加えてそれでお金がもらえる。
これまで経験してきた仕事とはまったく違うおもしろさがあり、スリルもあります。
もちろん取材は大変だし、販売員と二足のわらじなど苦労も色々とありますが、そんなことは忘れるぐらいの魅力です。
―これからの目標はありますか?
最初のうちは、言われた仕事をこなすのがやっとでしたが、1年経って少し欲が出てきました。
今後は自分でテーマを決めて、長いものを書いていきたいです。
―最後にライターを目指す方にメッセージを。
目の前にある機会をつかんだら、それをどう活かすかを考えてみてください。
わたしはわりと、トントン拍子にライターになりましたが、最初からライターになりたいという思いが強くあれば、一つひとつのきっかけをどう活かせばいいかおのずと見えてくると思います。