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芥川賞作家・青山七恵さんにお会いしました!

ひとり日和

昨年、23歳の若さで芥川賞を受賞した青山七恵さん。
芥川賞受賞作の『ひとり日和』は、
21歳と71歳の女性の同居生活を描いた作品。
個性的な二人のやり取りが不思議な空気を醸しだしていました。

そんな青山さんの受賞後第2作は
『やさしいため息』
やさしいため息

他人の日常を聞き出し、ノートに綴ることが趣味の弟と
4年ぶりに再会した姉を主人公に物語が展開されます。

青山さんは現在会社に勤めながら執筆活動中。
会社から帰った後や休日に少しづつ書きためているとか。

インタビューでは、、
作家デビューを果たした文藝賞受賞時から愛用している
青山さんの時計が、なんと編集部Nとお揃いであることが発覚!
時計の裏にある。「バラ」がお気に入りなんだそうです。
tokei.JPG


ここではそんなインタビューの様子を少しだけご紹介します。

■青山七恵さんにQ&A■

Q1.
他人の日常を記録する弟など、
謎を持つキャラクターが多いのは?

A1.
たとえ家族であっても、お互いに秘密はあるし、
人は日常の中で自分のことをすべて明かしている
わけではないので、主人公が知ることができない部分は、
その「わからない」という状態をそのまま描いています。
はっきり描こうとして「この人はこういう立場でこういう人だ」と
枠にはめてしまうと、その人そのものが見えなくなってしまう
気がします。枠からはみ出た部分こそがその人らしさだと思うので、
そこを描いていきたいですね。


Q2.
『やさしいため息』というタイトルに込めた思いは?

A2.
私は仕事中にもよくため息をついてしまうんですが、
会社でのため息と、家に帰ってほっとした時のため息は、
違うような気がしています。私が小説で書きたかったのは後者。
そのイメージと、弟が去った後、主人公が家で1人きりになる
最後のシーンには通じるものがあるように思って、
このタイトルに決めました。


Q3.
いままでで、一番心に残っている編集者の一言は?

A3.
たくさんあるので一つに絞れないのですが......。
尾形さんには、デビュー前から作品に対して
いろんなアドバイスをいただきました。
行き詰ってしまったときは、ホワイトボードに
登場人物の名前を書いて、私の書きたいことを
一緒に整理しながら考えてくださったことも。
特に印象的だったのは、デビュー作の『窓の灯』。
「主人公以外の、作品全体を見通す著者の視点を
意識されるといいですよ」とアドバイスしていただきました。
それからは、執筆する際には、その言葉をいつも意識しています。


7月1日発売の『編集会議』8月号には、
青山七恵さんの魅力が満載。ぜひチェックしてみてください。

henshukaigi | 2008年6月27日 10:38

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