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【書店コンシェルジュ】「発掘! 意外に面白いサイエンス本」

本のことは本屋さんに聞くのが、一番間違いないですよね。
だけど、突然「面白い本ないですか?」とは、なかなか聞きづらいものです。
そこで、編集部Kがかわりに書店員オススメ本を聞いてくるこのコーナー、

今月のテーマは······
「発掘! 意外に面白いサイエンス本」
です。ご紹介いただいたのは、この6冊。

『オッペンハイマー』
『人類が消えた世界』
『脳と音楽』
『アフォーダンス』
『100年の難問はなぜ解けたのか』
『眠れなくなる宇宙のはなし』

•『オッペンハイマー』
カイ·バード、マーティン·シャーウィン 著
河邉俊彦  訳  PHP研究所
<上巻>2,100円
<下巻>1,995円
私たちは"罪"を忘れられない
「核兵器は一国で独占すべきでない」と主張し、アメリカと対立した科学者・オッペンハイマー。 彼は天才科学者たちをまとめ、原爆開発を成功させたリーダーでした。しかし、その真意は……"天才"も人間だ、そう感じさせる一冊です」(Booksアイさん)

•『人類が消えた世界』
アラン·ワイズマン 著
鬼澤 忍  訳  早川書房
620円(税込)
あなたがいなくなった後、残るものは?
「人が今、突然この世界から姿を消したら—。技術の粋を尽くした建築物はやがて朽ち果て、プラスチックや放射性物質ばかりが残り続けてしまうとのこと。表面的なエコロジーではなく、人間が世界に与えている影響を再考できる力作です」(リブロ 池袋店さん)

•『脳と音楽』
岩田 誠  著
サイエンスレビュー社  1,938円(税込)
天才音楽家のアタマをのぞく
「研究のために頭蓋骨が盗掘されてしまったハイドンをはじめ、天才がゆえに死後も安らかに眠れない(?) 音楽家たちの逸話を交えつつ、私たちを感動させる音楽の旋律が、どのように脳から生まれてくるのかを解く本です。音楽好きの方はぜひ」(文教堂 溝ノ口本店さん)

•『アフォーダンス』
佐々木 正人 著
岩波書店  1,260円(税込)
あたらしい朝がくる、かも。
「自分がどのように世界を認識しているのか、ちょっと考えてみませんか? この本を読むといままっでの常識が崩れてしまうかもしれません。人工知能のエピソードから始まって、人間の認知のメカニズムを解いていきます。入門書にぴったりです」(TSUTAYA TOKYO ROPPONGIさん)

•『100年の難問はなぜ解けたのか』
春日 真人  著
日本放送出版協会  1,365円(税込)
数学者って何をする仕事なの?
「100年間、誰にも解決できなかった数学の難問『ポアンカレ予想』。これまで多くの天才数学者たちが挑んでは失敗してきたのですが、そこには壮大な人間ドラマがありました。普段、なかなか想像がつかない数学者たちの苦闘が胸を打つ本です」(八重洲ブックセンター本店さん)

•『眠れなくなる宇宙のはなし』
佐藤 勝彦 著
宝島社 1,470円(税込)
平日の夜に、読んではいけない
「大昔から人間の心を捕らえて離さなかった夜空。そんな宇宙に翻弄される人間たちのエピソードをたどっていきます。各章の最後には『おやすみなさい』と書いてあるのですが、もう少しだけ、とページをめくってしまうのが玉にキズの本です」(三省堂書店神保町本店さん)

次号『編集会議』(2009年1月号)の連載「書店コンシェルジュ」は、
「2008年、私のベストはこれ!」 がテーマです。今年を代表する本、書店さんはどんな本を選ぶでしょう?
誌面をお楽しみに!

henshukaigi | 2008年10月28日 17:22

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