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ぴあ『invitation』編集長が語る、カルチャー誌の仕事

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 ぴあが発行するカルチャー誌『invitation』の編集長を務める小林淳一氏(=写真)は24日、宣伝会議本社(東京・港)で学生向けに講演を行った。

 漫画家・浦沢直樹と宇多田ヒカルの対談企画や「木村拓哉特集」など、他誌と一線を画した企画で読者を集める同誌。その誕生秘話から、出版社への就職活動を成功させるためのアドバイスなどが語られた。参加した学生からは「自分がカルチャー誌編集の仕事に向いているかどうか、判断するヒントをもらえた」といった声が寄せられた。

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<会場の様子>

※詳しいリポートは『編集会議』4月号でお届けします!
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☆本ブログでは参加した学生からの質問と、その回答録をリポートします。

●Q.昨年、インビテーションで力を入れた特集は?
・浦沢直樹×宇多田ヒカルの対談。
・木村拓哉特集。彼の場合、ただロングインタビューできれば目玉になると思われがちだが、もっと違う切り口で見せたかった。「意外と男に人気あるんじゃない?」と思ったことから、アートディレクター、クリエイター関連の人々に木村拓哉について聞いてみた。
・いま、タレントよりもデザイナー・アートディレクター・スタイリストなどのほうが注目されている。『pen』の佐藤可士和特集が売れたのが顕著な例。クリエイターの時代が続いている。


●Q.人との付き合い方のコツは?
・好きな人、好きなタレント、そのマネージャーとは自然と話が合う。なるべく、好きな人しか会わないようにしている。
・若いうちは苦手な人とも飲んだりしていたし、それも必要なこと。365日中287日、外で飲んでいた年もある。
・自分でネタを引っ張ってこれない編集者は、カメラマン・スタイリスト・メイクの人たちとつながって、情報得ることが大事。
・自分も小さいころからカギっ子だったし、テレビはものすごい見てた。だからテレビやタレントのことは詳しいと思っていたが、この業界に入るともっと詳しい人がたくさんいる。そういう人たちに考えてもらったほうがいい。
・編集者は、自分に主体を置いてはいけない。
・人に対して、いかに残酷になれるかも重要。昔から付き合いのあるライター、カメラマンでもこのセンスはもう古い、と感じたら仕事上の関係を断つことも必要だ。人脈は更新していけば古くならない。


●Q.今の活動につながる、学生時代の出来事は?
・中学時代からマスコミに入ろうと決めていた。テレビか雑誌に行きたかった。
・大学時代は立教大学の映画研究会に。先輩に青山真治、黒澤清、周防正行さんらがいた。映研ではないが、長嶋一茂氏も1年上にいたので就職活動の面接ではネタになった。
・就職活動の試験は「通る」ことが大事。そのためにはどんな手を使ってもいいし、ネタをうまく面接官にふることが重要。


●Q.人脈力、企画力を磨くポイントは。
・核になるキャラクターは必要。例えば「映画好き」「音楽好き」など。ただ、さらに自分の専門を、いかに横に広げていけるかが大事。
・例えば官藤官九郎の映画を取材する際、映画担当が行くべきか、演劇担当が行くべきか。おそらく演劇担当が行くべき。映画をよく知ってても、彼の芝居を知らなかったらいい取材はできない。
・自分は音楽には全然詳しくないので、毎週「CDTV」は観るようにしている。

henshukaigi | 2007年1月26日 19:02

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