教えて!おすすめ洋書
紀伊國屋書店 洋書部
角 モナ氏がすすめる2冊
洋書版が人気の
「カルトナージュ」とは?
洋書売場に良く問い合わせがあるこの「カルトナージュ」と呼ばれる手芸は、19世紀のフランスから始まってヨーロッパに広まったとされる。厚紙に綺麗な布や紙を貼り、手作りの箱を作っていくものだ。
幅広く応用できるのがその魅力の一つで、小箱やお菓子入れはもちろん、写真立て、トレー、ジュエリー・ケース、果てはテーブルランプのベースなど、発想次第でオリジナル作品を作ることができる。道具や材料も身近で初心者が挑戦しやすい。試しにネットで「カルトナージュ」と検索してみると、その結果は5万7000件。教室や個人サイトも続々と増えている。
紹介する本は2冊ともカルトナージュの本場、フランスの出版物である。小さい方は具体的な始め方を指南する本。洋書でよく見かけるスパイラルの背は、見ながら手芸をする時に本が平らに開いて両手が使えるようにという配慮である。もう一つの大型本は、中級~上級者向けに応用を紹介する内容。説明はフランス語なわけだが、ファンは文章よりもページ一杯に広がるカルトナージュの写真が読者の目当てではないかと思う。
流行のクラフトは外国から伝わって来ることが多いが、あえて洋書を探す方が多いフランスの手芸は独特の繊細さがあり別格である。次に問い合わせがある手芸はなんだろうとワクワクするのも書店員の楽しみだ。
『Le cartonnage』
著者:M. Depoix Gras
Ulisse ,FR刊・2825円(税込)
『Le grand livre du cartonnage』
著者:Laurence Anquetin
Fleurus ,FR刊・5118円(税込)
※価格は仕入時期によって変動します。
henshukaigi | 2006年9月12日 17:05
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