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DICTATORS' HOMES
著者 PETER YORK
出版社 ATLANTIC BOOKS, UK

紀伊國屋書店 洋書部 角 モナ氏おすすめの1冊
恐ろしいけど、のぞいてみたい
独裁者の家の中
海外のインテリアブックを見ると、うっとりするような写真が並んでいるものだが、『独裁者の家』は異色の1冊。レーニンやヒトラー、フセインなどの近現代の独裁者16人が実際に暮らした部屋を写している。インテリアブック風に「独裁者スタイルの住まい・10カ条」というコーナーまである。
独裁者の多くは生まれが貧しく、リッチな暮らしといえばホテルを連想するそうだ。出来上がった豪邸は、お金がかかっているが安物ホテル風である。例えばイメルダ・マルコスのゴージャスな寝室にはシャンデリア2台と天蓋付のベッドがあり、ルイ王朝風の花瓶とハープがアクセントとなっている。
また、ルーマニアのチャウシェスク元大統領の人民宮殿は、工事関係者2万人を使って建てられた巨大なビル。余りに広いため、彼が立場を追われて民衆に殺された時も未完成だったという。
本書に登場するのは虐殺や圧制、横領や拷問などで知られる容赦ない権力者たち。
「ヒトラーの別荘にはすごい特徴があるのでは、と期待しましたが意外にインパクトに欠けていて驚きました。著者はこれを“田舎のイギリス人並み”と一刀両断しています」と紀伊國屋書店 洋書部 角 モナ氏。
一風変わったこんな本、読むだけでなく部屋に飾れば、ユニークなアクセントになりそうだ。
henshukaigi | 2005年12月 2日 09:48
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