出版社に入る! 編集者になりたいあなたへ

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第1回

出版社に入る! 編集者になりたいあなたへ。編集の仕事をしてみたい、でもその実態は......?編集者を目指す学生さんからの疑問に、『働く、編集者』の著者であり、『週刊現代』前編集長・加藤晴之さんに答えてもらいました。

Q1
これまでいろいろな局面で本に救われてきたので、
出版社に就職して本を作る側になりたいと思っています。
編集者に必要な資質には、どんなものがあるのでしょうか。
編集者を目指す人は、何をしたらいいでしょうか。


A1
みなさんは、「編集者」ときいてどんな人物をイメージしますか?

なかなか筆のすすまない大御所の作家の横で、
おそるおそる「先生、締め切りが迫っています」などと声をかける生真面目そうな勤め人、
あるいは、テレビドラマにもなった『働きマン』という漫画の主人公のように
週刊誌の現場で悪戦苦闘する独身女性......。

前者は、小説家の方々を担当する書籍編集者だし、
後者は、苛酷な環境のなかで日々、原稿をとったり取材活動をする雑誌編集者。
一冊丸ごと請け負う編集プロダクションで仕事をしている人もいる。

編集者は、会社や職場によって千差万別、
でも、僕がぜひこんな編集者と一緒に仕事をしたい、という人物像は共通しています。

一言で言えば人に好かれ人が好きな人。

なぜなら
編集者は人に会い、
人に仕事をお願いし、
その人とともにいい作品を仕上げ、
その作品をたくさんの人に届けるのが仕事です。

そのためになにをすべきか? 

答えは生前、作家の開高健さんが唱えていた「編集者マグナカルタ九章」に譲ります。
曰く、

一、読め。

二、耳をたてろ。

三、目を開いたまま眠れ。

四、右足で一歩一歩歩きつつ、左足で跳べ。

五、トラブルを歓迎しろ。

六、遊べ。

七、飲め。

八、抱け、抱かれろ。

九、森羅万象に多情多恨たれ。

補遺一つ。女に泣かされろ。

いかがですか? 編集者稼業をはじめて二十八年、たくさんの後悔と少しだけの安堵をもって、僕はいまこの言葉の重みを受けとめています。

(加藤 晴之)


編集者になるために何をすべきか。もっともっと知りたい!というあなたには、『働く、編集者』第1章「職業編集者とはなにか」がオススメです。編集者とライターの関係、「勝ち組」編集者と「負け組」編集者について書かれています。

henshukaigi | 2008年12月 5日 20:25

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