060)講座レポート

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『AERA』編集長×若手フリーライター 特別対談で東京教室19期が開講

5月16日、東京教室第19期が開講式を迎えた。
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開講式には『AERA』編集長の尾木和晴さん
講座修了生でフリーライターとして活躍する石渡嶺司さんが登壇。
これから半年間で編集・ライティングを学ぶ受講生に、
「編集者・ライターに求められるもの」と題して特別対談を行った。

尾木さんは、得た情報を"捨てること"のできる編集者・ライターが
新しい人やモノ、コトをピックアップできるという。
編ラ第19期 開講式 尾木さん.JPG
「思い切って捨てることと、捨てられるだけの情報の質・量を
持っていることが大切。そのための情報収集は必須です」。

一方、ライターの立場から石渡さんは次のように話す。
編ラ第19期 開講式 石渡さん.JPG
「ライターはとにかく自分の足で情報を集めることが命。
直接話を聞きに行く、講演会や展示イベント、コンサートに行く、街を歩くなど、
個人でできることはいくらでもあります」。

その後は、タイトル・小見出しの付け方、文章の書き方など、お互いの実際の
仕事を例に演習も含めて解説してもらった。

対談終了後の質疑応答では、数多くの質問が両氏に寄せられ、
これから始まる講義に向けて、大きなモチベーションを得ることのできた開講式は、
大盛況のうちに閉式となった。
 

東京教室 第18期 修了式 

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昨年11月に開講した東京教室第18期が4月25日、修了式を迎えた。

修了式ではこれまでの講義の集大成でもある卒業制作課題の講評を実施。
卒業制作課題は企画立案から取材、執筆までを全て自分で進め、誌面を想定した記事を
制作する半年間の集大成となる課題である。

提出された全作品について担当講師であるテーミス編集主幹・伊藤寿男さんと、
日経BP社『日経エンタテインメント!』編集委員の品田英雄さんから講評が行われた。

総評としては

「ビックネームに挑戦して、見事取材に成功している作品が増えた」(伊藤さん)
「全体的にレベルが高い。読み応えがある」(品田さん)

と、高評価を得た。

個別講評の最後には気になる入賞者が発表され、
今期の最優秀賞はこれまでの講座の中で最多の3点、
優秀賞が8点と、計11作品が選出された。

最優秀賞に選ばれたのは
曽我保昭さんの『トーキョー・スパイダー ~窓ガラスクリーニングの世界へようこそ~』
中村豪さんの『チャイナドリームの終焉 ― 格差と不安にゆらぐ現地採用」』
佐藤正彦さんの『ホームレスの世界 ~雑誌がゴミ箱に「落ちる」瞬間を待つ人々』

の三作品。

上記の三作品は今後、宣伝会議のメディアで掲載する。

修了式の最後には、伊藤さんと品田さんから、この講座で築いた同期とのつながり、
講師とのつながりを活用し、勉強会を開くなど、継続してスキルアップに励むよう、
エールが贈られ、修了式は盛況のうちに終了した。

高校生になったウェブメディア 編集・ライティングの基礎

3月25日(水)の講義では、講師にビデオジャーナリストの神田敏晶さんを迎え、
「ウェブ編集・ライティングの基礎」というテーマで講義が行われました。

writer_090407.jpgのサムネール画像

近年、出版メディアや新聞ニュースの情報発信を紙に限らずウェブで展開する
動きが加速しています。

また、ウェブサイトは見た目だけでなく構造やそのコンテンツの質も厳しく問われる
ようになってきました。質を高めるためには編集・ライティングの技術が必要で
あるという認識も高まっています。

では、ウェブ上で人を惹きつけるコンテンツとはどのようなものでしょうか。

今回の講義では、ウェブの特性を理解した上で、どういう表現をしたらよいか、
どういう表現が可能なのかを具体的に説明していただきました。

「まずは、紙とウェブのメディア特性を比較してみましょう。。
基本は、どちらもテキストであり、ページという単位の概念で構成されている
という点は同じ。一方で、固定化されパッケージングされた媒体である紙と、ランダムで
世界中の文脈にリンクできる自由度の高いウェブ、という違いがあります」

では、ウェブならではのメディア特性はどういうものでしょうか。

「ウェブメディアの特性は5つあります。

1、フォーマットがまだ進化するメディア
2、Live Text
3、紙よりも長生きし、発見されやすいメディア
4、他人のサイトは変更不可
5、テクノロジーレイヤーでこれからも変化/変身するメディア

以上の点を踏まえて、ウェブならではのコンテンツを作っていくことが
求められます」

講義の最後で神田さんはウェブメディアのこれからについて言及し、下記の言葉で
締めくくりました。


「ウェブメディアは誕生して16年。人間でいうと高校生になり思春期真っ只中ですね。
今後、どういう方向に向かっていくかは、高校1年生と同じで未知数です」

ウェブ編集・ライティングの基礎知識を学んだ今回の講義。
ウェブの視点を軸に、紙を含めた全てのコンテンツメイキングに繋がる内容
の講義でした。

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